ナズナ・ノート

イギリスナラ

イギリスナラ1枚
もう15年位前に植えたイギリスナラが我が家の庭で大きく育っています。
2001年、務めていた宝石美術専門学校を辞め、仕事場であるスタジオを建てジュエリーに本気で取り組み始めた頃でした。
私のジュエリーは植物をモチーフとすることが多く、そのモチーフを探してよく山や自然の中、植物園や、園芸店に出かけました。

自然の中の植物、石や雲や水、水が凍った氷、、それらの造形のなんと美しく完璧でしかも一つとして同じ形はないー

いろいろな所から採取したり、買ったりした植物たちが、とりとめもなく我が家の庭に植えられていきました。
イギリスナラはその最初の頃に我が庭にやって来て1mほどの苗木でした。
それが、いつの間にか上へ上へと伸びて10m以上はゆうにあるように見えます。樹姿がこのようになるとは知りませんでした。葉は柏に似ていますが、葉に毛が無く形もずっと小さくて葉脈もすっきりときれいに見えます。
英名は”English Oak”。それで和名が単純にイギリスナラとなったのでしょうか。
下の写真が庭の外観ですが一番左側がそのイギリスナラです。

イギリスナラ主家生垣

生垣はシラカシで、これもまた普通以上に伸びています。5m位はあるでしょう。
生垣も最初は高さを2m位に刈り込んでいたのですが、ちょっと放っておいたらシラカシはせっせと伸びて、加えてイギリスナラもユリノキもイチョウも写真のように育ち、夏の日差しを遮り庭はうっそうと森のようになりました。
家の者がそれをとても気に入って、以来、生垣の側面は剪定を許しても上側を切らせなくなってしまいました。
それが外から見ると、まるで緑のオブジェのように見えなくもなかったので写真に撮ってみました。

生垣はいったいどこまで伸びるのか、、、
近所の方も「手入れが大変」と心配?して声をかけてくださる中、”なるようになる、なるようにしかならない” 家の者の口癖です。

こと家のことに関しては私は従うしかありません。
世の中、明日はどうなっていくのかわからない、いわんや我が庭をやー
もう本当にケセラセラです。

イギリスナラ-1

私はこの葉の形が好きで便箋や封筒にもマークとして使っています。もちろんジュエリーにもなっています。

イギリスナラ葉とBH

Posted in ナズナ・ノートComments Closed